「ナレッジスター」という塾を始めて、最初の仕事は「オープンキャンパスのビラ配り」でした。
そんでもって今年も無事に「オープンキャンパスのビラ配り」を終えました。
なので、ちょうど一年。この塾をはじめてちょうど一年になります。

こういうのはじめてみるとさ、ほんっとに色んな人に
「やめとけ」「ゼッタイ失敗する」って言われまくるんだよね。
最初のうちは随分それで、心をすり減らしたもんでした。
でもなんかとりあえず、1年回せたし、ちょっと大きくもできました。
なんというか、結局信じられるものは、自分の信念だけなんだな、と実感し直す次第です。

よくわからない時間感覚

本当に、長いんだか短いんだかよくわからない1年ってのはこのことで…
1年前には、塾に教え子なんてまだいなくて、離島滞在から帰ってきたばかりだった。
副代表もいなかったし、誰もいない塾をどうにかしようと、有料自習室構想とかを練ったりしていた。
なんとも、状況も出来事もこの1年間密度が濃すぎて、何がなんだかわかりませんです。

まぁでも、とにかく学びと成長に満ちた1年でした。
というか、まだまだまだまだ、学ぶことも成長しなきゃいけないことも膨大にあって、
いつまでたってもこれが終わることは無いのだろうと気づき始めたところです。

「あなたは最終的にどうなりたいの?」

最近よく聞かれる言葉です。「結局あなたは最後にはどうなりたいの?」と。
何でだろうな、これを聞いてくる人って多いんだよな。
「お金持ちになりたい」とか「ヒーローになりたい」とか、そういう答えをすればいいんだろうか。

まぁ自分は結構目立ちたがり屋なところがあるので、
「脚光浴びたくてやってます」とか最初は答えていたし、
心の奥底ではそうなのかもしれないなぁとか思ったりとかしていました。
この事業が成功して世の中で目立つことができたら、それはまぁ、嬉しいだろうな。

でも、なんかね、よくわかんないんですよ。この問の答え。

というのも、この1年、本気で他の方向を向く暇もなく、
高専のこと、高専入試のこと、高専教育のことをただひたすらに考え続けて、
自分や副代表のように、
「高専から生まれて、高専教育を変えていこうと本気で思っている」
人間が、一体「高専」という学校に向けて、学生に向けて何ができるのかを
必死でひねり出しては実行し、ひねり出しては実行し、を繰り返してきました。

それはかなりしんどいことではあるのだけど、
「熱意が勝つ」「使命感が勝つ」からこれをやりつづけられるのだと実感しているし、
何より、これにより学生が喜んでくれたとき、求めてもらえたときは
やっぱ心のなかでガッツポーズしちゃうんだよね。

なんだか1周回って、僕がこの塾をやっている動機は

「高専の教育をもっと良くしたい」

以外、何もなくなった気がします。これは、本当に。
でも、「いや、本当は何になりたいの?」って言われちゃうんだよな。
なんで?下心がないと事業やったらだめ?

「民間」として「高専」と向き合って見えたもの

これは自負ですけど、多分、高専入試と高専のために民間でここまでやっている集団は
日本でうちらの塾くらいしかいないだろうなと思っています(まぁ、スキマ産業だしな)。
高専にしても、高専入試にしても、そして、高専と向き合う民間教育業にしても、
いろいろな問題点やら課題やらがむちゃくちゃ見えてきたなぁと思います。
ある意味、こういう仕事をしている我々じゃないと、
そこに真っ向から向かっていくことはなかなか出来ないと思うので、
今後もやり甲斐に満ちた日々が続いていくんだと思います。

色々やりながら、高専の中の先生方とか、もちろん学生さんとか、
さらに高専関係で頑張っていらっしゃる方々とかと色々つながれたのは
単純にすごく嬉しいことです。自分たちの仕事にリアクションがあると、やはりエネルギーと喜びにになります。
民間しか出来ないことって、多分たくさんあります。
特に高専界隈はなおさらです。我々くらいしか高専を相手にしている民間教育って多分ないだろうし。
だから、そこを追求していって、学校、従来の塾で救われなかった子たちを
しっかりと救って、しっかりと前を向けるようになってもらう。これがたぶん我々の使命です。

愚直に学問をひたすらに

塾をやる上で、これからも絶対に崩したくないことがあって、
それは、「学問を愚直に、適切に教え続ける」ことです。

色々言われることがあるんです。将来のキャリア教育を塾でやったほうがいいんじゃないかとか、
もっと将来の役に立つ人生についての授業を塾で開けば良いんじゃないかとか。

でも、こんなこと前にも書いた記憶がありますが
塾ってあくまで「知識」を求めて来てくれた学生さんに
いかに適切に「知識」を伝えるか、ってことだけが役目だと思っているんです。
だから僕は、「価値観を変える」とか「人生を良くする」とか、
そういう謳い文句の民間教育業はどうにも信用できない。

だって、親御さんでも学校でも変えられなかった人の価値観をさ、
見ず知らずの民間教育業がね、変えられないですよ。
だから、浮足立ったことを言わずに、愚直に求められることをやり続けていきたいなとは思っています。

これからも全力で走ります

なんだかね、妙に使命感があって、毎日毎日それが膨らんで行くんですよ。
だから、多分僕は一生かけてこの仕事と向き合い続けるんだろうなぁと思っています。

正直、不安感なんて1mmも減ってなくて、むしろ、始めたときの懸案事項がなくなる代わりに、
その10倍くらいの懸案事項を今抱えて走ってる感じ。
やめようかなと思うことは何度もあるし、これからも多分あるんでしょう。
まぁでも辞めずに来ているので、このまま辞めずに走れそうな気もしています。

あと1年後何が起きているのかなんてわからないけど、
本気で高専を、高専の学生を取り巻く教育を、少しでも良くしたいんです。
一生かけてやって行きます。我々がやらなかったら誰がやるんだって話だからさ。

みなさん、また1年、よろしくお願いします!!