Mr.Children、本日デビュー25周年!!(ぱちぱちぱちぱち)

2015年に「REFLECTION」を発売してからというもの、
ミスチルは心の底から音楽を楽しみ、音楽だけに全力を注ぎ込み続けるかのような快進撃を続け、
そしてこの2017年のデビュー25周年に、過去最大級と言っても過言ではない勢いで突入するのです。

配信限定ベストアルバム「Thanksgiving25」

そして本日、朝のニュースを見て目に飛び込んできたのが…


「配信限定ベストアルバム」。
ほほぅ、なるほどなぁ…

収録曲目は以下の通り。

『Mr.Children 1992-2002 Thanksgiving 25』 価格:2,500 円+税
1. 君がいた夏
2. 抱きしめたい
3.Replay
4.CROSS ROAD
5.innocent world
6.Tomorrow never knows
7.everybody goes
8.【es】
9.シーソーゲーム
10.名もなき詩
11.花 -Mémento-Mori-
12.マシンガンをぶっ放せ
13.Everything(It’s you)
14.ニシエヒガシエ
15.終わりなき旅
16.光の射す方へ
17.I’LL BE
18.口笛
19.NOT FOUND
20.優しい歌
21.youthful days
22.君が好き
23.蘇生
24.Any
25.HERO

『Mr.Children 2003-2015 Thanksgiving 25』 価格:2,500 円+税
1.掌
2.くるみ
3.タガタメ
4.Sign
5.未来
6.and I love you
7.ランニングハイ
8.箒星
9.しるし
10.フェイク
11.旅立ちの唄
12.GIFT
13.HANABI
14.花の匂い
15.エソラ
16.fanfare
17.365日
18.擬態
19.祈り 〜涙の軌道
20.End of the day
21.pieces
22. 足音 〜Be Strong
23.Starting Over
24. 進化論
25. 未完

1枚あたり25曲入りで2,500円は、破格中の破格だと思います。1曲あたり100円換算。
(1曲ずつ購入も、1曲あたり250円で出来るようだ)
気軽に代表曲群をさくっとダウンロードして聴けるようになることの意義は大きそうですね。

最大の目玉は「I’LL BE」!?

なにげにこのベスト盤の「最大の目玉」と言うべき楽曲は、
「1992-2002」のほうに収録されている「I’LL BE」なのではないかと思います。

と、いうのも、この「I’LL BE」という楽曲には「シングルバージョン」と「アルバムバージョン」
が存在していましてですね。
「シングルバージョンのほうが好きだ!」というファンの声も多い中、
ライブでもアルバムバージョンばかりが演奏され、
ベスト盤にもシングルバージョンは全く収録されず…
という状態がずーっと長い間続いていたのです。

んでもって、満を持して今回、シングルバージョンの「I’LL BE」が
このベスト盤「Thanksgiving25」には収録されています。

ミスチルのベスト盤はこういうのが必ずあるから良いですね。たとえば、

  • 「B-SIDE」の「Love is Blindness」や「旅人」
  • 「macro」の「蘇生」(overture無しバージョンという、なにげにレア音源)

なんかもそうだったわけですが、今回も「目玉」があってよかったです。

このベスト盤の「意味」

ここから先は、僕が思うこのベスト盤の「意味」のお話をしてみたいと思います。
僕はこのニュースを見たとき、一瞬の「おぉ、面白い!」という気持ちを経て、
その後に「うーん…?」という感覚に襲われました。

そのときのツイートが以下。


「あれ、これはベストアルバムリリースってよりも、代表曲群の配信解禁ってことだよな」と。
んでもって、その次に思ったのは、
「これ、配信解禁にしては、かなりインパクト弱だよな。。。」ということ。

だって、だってよ、

  • 配信解禁になるのは、この50曲だけ。
  • 1年間限定で配信されて、その後は配信をやめちゃうということ。

だもんね。ちょい前にサザンオールスターズが「全曲配信解禁」したのが記憶に新しいですが、
このベストアルバムを、「配信解禁」という目線でそういうのと比べちゃったときに、
明らかに「見劣りしかしない」「インパクト微弱すぎる」配信解禁でしかないのでは…
という、自分の中での結論がさくっと出てしまったわけです。 

ミスチルと配信

僕は以前、過去記事
「CD」と「配信」の話 | ヒカリノアトリエ、SMAPベスト盤で思ったこと。
でも、ミスチルの「配信事業」の話に言及をしていたのですが…

まぁ恐らくこの人たち(てか桜井さん)の中には、
「CDを買ってほしいんだ!!」という、アーティストとしての強い気持ちがあるんだと思います。
それを象徴するのが「I♥CD shops」という取り組み。
(桜井さんがやっている「ミュージシャン、ショップの方々、リスナーの方々、音楽を愛する全ての人たちに、“CDを手に取る喜び”“お店に足を運ぶワクワク感”を改めて感じてもらう」ための取り組みらしい)

周りのインディーズミュージシャンとか見てても、
「CDを買ってほしい!」「CDという形に意味がある!」「CDがみんなの手に渡ってほしい!」
とか言ってる人が多いので、多分ミスチルのスタンスもこういうアレなのではなかろうかと。

なので、ミスチルのコンテンツって、明らかすぎる「CD派優遇」なんですよ。
前シングル「ヒカリノアトリエ」のときもそうだったのですが、
CD購入とくらべて、明らかに「配信」のほうのコンテンツ量が圧倒的に少なく、
しかも配信開始日も、CD発売日よりけっこう後だったりとか、平気でしていたのです。
(ヒカリノアトリエのシングルは、CD版のほうが発売が早く。
 しかも大量の「ライブ音源」が収録されている。配信は開始が遅く、しかもライブ音源なし)

今回のベスト盤は「配信限定」と銘打ってはいるものの、
その実体は「インパクト微弱な配信解禁」くらいなもんで、
結局「他の曲聞きたかったらCD買ってください〜」
というスタンスは、ミスチルの中では全然崩れていないのだろうなぁ、と感じました。

多分、「全曲解禁はしたくない」けど、「一部解禁」だとあまりにも弱すぎるから、
「配信限定ベスト盤リリース」という形で話題にした、みたいな。ね。

「CDとして手元に置いておきたい」派

こういう話をすると必ず現れるのが、
「いや、自分はCDとして手元に置いておきたいからこれでいいんだ!!」というファン。

僕は結構、配信をガンガン使って、聞きたい音楽を聞きたいときにさくっとダウンロード
⇛聞きまくるということをやっているので、そういう意味では「配信超肯定派」ではあるのですが、
その「CDとして手元に置いておきたい」という気持ちも、実はとても良くわかります。

「付加価値」

というのも、CDにはやはり音源だけでない「付加価値」があって、
それは誰にでも感じられる付加価値である「特典」だったりはもちろんのこと、
ファンとしては、「CDジャケット」だったり「盤面」だったり「歌詞カード」だったり、
「手元に大好きな音楽が物理的に存在している」ということに対する「満足感」だったり…

つまるところ、「CD手元にあってほしい」派のファンは、
「もはや楽曲だけを聴くためにCDを買っているわけではない」のだと思います。
で、そういう層はきっと多いだろうし、
僕は配信肯定によってそういうファンを否定する気持ちは毛頭ないのです。

ファンの種類

結局、アーティストの音楽にお金を払う人には2種類、

  • 先程述べたような「付加価値」を求める人
  • 単純に「音源」だけが聞きたい人

がいると思っていて、本来であれば、この両方がケアされるのが望ましいのだろうな
と、思います。んで、付加価値が要らない人は音源だけ聞きたいし、
音源だけ聴くならラクに聞きたいから配信でもいいじゃない、みたいなね。
付加価値がほしい!という人は、従来通りCDを手元に置いておく、で良いとも思います。

僕は結構、最近は「付加価値」みたいなものにはあんまり興味がなくなってきて、
それよりも、純粋に「曲が聞きたいなぁ」と感じることが多くなりました。
そういうとき、配信されてるとすごく嬉しいのです。さくっとダウンロードしてすぐ楽しめる。

さらにもっというと、CDをリッピングするのってかなり面倒くさいですよね。
今の時代ってPCにドライブなんてついてないのが普通だったりするし、
CDプレイヤーだって、「一家に一台」って時代じゃないじゃない。
ってなれば、配信の「気軽さ」は、音楽を効率的に楽しむために
ものすごく重要なファクターなんじゃなかろうかと。

CD派と配信派、同列に扱ってくれないかなぁ

今回の「Thanksgiving25」は、配信限定という形は取りつつも、
実際のところ、「他の曲聞きたかったらCD買ってね」的実体があるように思えるわけです。

だって、「配信限定でベスト盤リリース!」って言えば聞こえはいいけど、
「部分的に、1年間限定だけど配信解禁!」ってだけの話だもの、これは。
つまるところ、「1年後からはまたCD買ってくださいねー」ってことだもんなぁ。

なんというか、もっと「配信だけである程度網羅的に楽しめる」みたいなふうに
ミスチルもなってくれたらなぁ、と思ったりします。

どうも、なんというかミスチルのファンをやっていると、
「CD買う人」と「配信で買いたい人」に、わかりやすい優劣の関係がつけられている
という感覚にさいなまれることが多くてさ。

配信で買いたい!ってファンも、きっとたくさんいると思うんだよなぁ、
そういう人たちもミスチルのすべてを楽しめる!ってふうに、なんでならないんだろうなぁ、
ってのが、なんとなく思ったことなのでした。