平成29年度の高専学力試験,大変お疲れ様でした!!
28年度のときもやりましたが,総評を書いてみます.

読めない年だった

平成28年度は問題が急激に易化した感覚があったんですよ.
さらに,大問も平成27年度までは第5問まであったのに,28からは第4問までしか無くなった.
何でだろうなぁと考えてみたら,きっとマークシート化の混乱を考慮して
問題自体は簡単にしたんだろうね〜と,塾の副代表とも話していたんです.

んでもって,そうなると平成29年度はどーなるんだろうなと.
全然読めなかったんですが,結果として大問は4問のまま.
内容もさらに易化した
のでは.というのが正直な感想です.

大問1

まぁ,いつも通りといった感じです.過去問演習をしっかりしていれば,
特に何も抵抗なく解けるのではないかなぁと.
(8)の標本の問題はややトリッキー.でも,底力あればちゃんと解けるくらい.

そして大問1,相変わらず配点は50点です.絶対落とせないネ.

大問2

一瞬面食らいそうになるけど,これ,めちゃくちゃ簡単な問題です.
ちょっと拍子抜けしてしまった.完全なる見掛け倒し.
ここ数年の大問の中では,圧倒的に難易度が低いんではないか…??

結局,「言われたことをそのまま式にする」という当たり前のことができていれば,
自然と解法も定まるし,特に変な計算もなく答えが出るという感じです.
しかも,マークシートなので,回答欄に形がハマるかどうかでも,ミスチェックが出来てしまう.

全問解いて得点源として担保しておきたい問題でした.

大問3

放物線に直線が刺さっていて,2交点と原点を結んだ三角形が出て来る,定番中の定番.
(1), (2)は巷の参考書で必ず目にするような定番中の定番問題なので,
確実に得点源としておきたいところでした.

(3)はけっこう難問.この年度の問題では,一番難しいんじゃないかな?
とき始める前に「解法のロードマップ」を頭のなかで何となく作れるかどうかで
勝負が決まるような問題だと思う.
でも,試行錯誤を繰り返せば,答えまで行ける感じもする.
解けた学生も結構いるんじゃないかなぁ.

大問4

最後の大問4は例年図形の問題なんですよ.今年もそうでした.
が,ここが例年とちょっと毛色が違った.
まず,円周角や相似のような「傾向通り」の出題ではなくて,
四面体を重ねたり,八面体の辺の長さを求めたりという,あまり見たことがない感じの問題でした.

びっくりしたのは,例年(1)が「証明穴埋め」のところ,今年はそれが無かったこと.
くそ〜,意表ついてきやがって〜.
まぁでも,(1),(2)はかなり簡単だったんだけどね.

ということで,小問(1),(2)は確実に得点しておきたいところ.
(3),(4), (5)は空間把握能力が問われますが,
(3)で正八面体であることに気付いてしまえば,頭のなかで想像すれば答えが出ます.

平成28年度の最後の問題のような「えぇー?これ解けるのかよー??」
みたいな問題は,今年は無かったなぁ.

総評

難化するかもしれないなぁと思っていましたが,さらに易化したような…
何というか,そこまで受験生の間の点数に差がつきにくくなってきてるのかもしれない
とか思います.日頃の数学の訓練をしっかりやっていれば,点数ちゃんと取れる感じ.
まぁ,トリッキーで悪趣味な難問みたいな,そういうのが無いのは良いことかもしれないけどね〜.

解説PDF「高専過去問解説平成29年度数学」はこちら!

受験生のみなさん,ほんとうにおつかれさまでした.