このブログでも,何度もASKAさんに関する記事を書いていますが,
当然ながら,昨日(2/17)発売された「700番」,購入しました.
そしてさきほど,読了しました.

あまり,読みたいという感じではなかった

僕はASKAの音楽のファンであるので,「Too many people」には凄い期待をしていましたが,
「700番」については,そこまで期待は無かったというか,
とりあえずファンだから買っておこうくらいの感じでした.

ところが「700番」を,僕は一気に読みおえてしまった.

2014年から我々の目にみえていた「ASKA」の姿

ASKAが2014年に最初の逮捕をされ,
そこからというもの,我々ファンも含めて見えていたのは
どうしても「メディアを通じた」ASKAの姿でしかなかったんだよね.

んでもって,ASKAブログがスタートして,
そこには,何もフィルターを通していない「そのまま」のASKAの姿があって.
盗聴盗撮の話も,最初は何言ってるんだこの人とか思っていたけれども,
理路整然と話し,文章を書く中で彼がブレずに主張し続けるそれは,
もしかしたら,本当に真実性を帯びているものなのかもしれないと思うようになり…

そして「700番」で,あぁ,この人の言葉に「嘘」は無いのだろうな.
ということを,感覚的にはっきりと理解することが出来た.

この人は何からも逃げていないし,言い訳もしていないのだろう.
過ちは過ちとして受け止め,戦うべきものとは戦い,
そして,自らの役割をしっかりと認識しながら,それを果たそうとただひたすらに前を向いている.
ASKAにとっての再出発の決意表明のような本となるのだろう.
とにかく,説得力がある文章だったと思う.

どこまでも愚直で,正直で,それゆえに少し不器用で,
それでいて圧倒的な才能を持ち,役割として認識し,
失敗を真摯に抱きながら,それでも前を向いて動き続けてる.

何か,この人かっこいいなぁ.やっぱり.
そんなことを,この本の内容の節々から感じました.

事実は小説より…

肝心の内容.ありきたりな言い回しでしかありませんが,
まさに「事実は小説より奇なり」って言葉に尽きるよね.

ノンフィクションであり,ASKA本人の文章.
文章のリアリティと気迫は,とにかく凄まじかった.

んでもって,「尿とお茶」の真相については,
最後ちょっとあんまりよくわかんなかったので,もう一回読まなきゃとは思った.
でも,途中までは「なるほどなぁ」と思いながら読んでました.

ASKAがここ数年で味わい尽くし,戦い続けてきたようなことは,
到底,我々一般人が体験できるような事柄ではなかったはずだし,
彼は我々の想像がつかない立場で,想像がつかない精神状態を抱きながら
それでもひたすらに前だけを見続けた.

その彼自身にしか紡げない,魂の文章なんだと思いました.
彼の主張すべてに完全に同意!!という訳ではありませんが,
もはやそんなこと,どうでも良くなってしまうくらいに,
この1冊に込められた,人間としての,
そしてアーティストとしての「ASKA」の凄まじい「熱」.

圧倒.ほんとこれ.

歌詞

本編中のところどころに登場する「歌詞」が,やっぱりすごく良かった.
そして今度は,「Too many people」で,この歌詞にメロディと声が乗っかるんだ.
もう,本当にワクワクさせてくれてありがとう.帰ってきてくれてありがとうとしか言えない.
最初に「逮捕」をされてしまったとき,この感覚を再び味わえるなんて
全く思っていなかった.でも,今それが起きている.信じて待っていたファンの勝ち.やったぜ.

本当に期待してます.ASKAさんの今後の活躍.
この人やっぱ凄いよ.エネルギーもバイタリティも,そして使命感も.
見習って自分もチャレンジを繰り返して行かなくちゃと思った.

ありがとう.

余談

そうそう,話はそれるけど,ASKAさんの「散文詩」の中で,
僕が本当に大好きなものがあるのです.「SCRAMBLE」の付属ブックレットに
確か収録されていたんだけど,こんな散文詩.

「歌詞」

「次の信号を」と書くとどちらかに曲がってみたくなる
「この愛を」と書くと「守りたい」と書きそうになる

予定調和は避けたがるくせに
共鳴だけは求めたがる

歌詞ってそんなもんだな
なのに たった一言のために
いつも朝が来てしまう

自分も素人の真似事ながら音楽をやる人間ではあるけども,
これを思い出しながら,こういう詩を書けるようになりたいなと思いながら,
いつも作詞なんぞしたりしています.