【連載第1弾はこちら!!】

失意の羽田空港

2度の欠航という,全く想定をしていなかった展開に見舞われた我々は,
とりあえず,八丈島の予約していた旅館の女将さんに電話をかける…

俺「すいません,そちら今どんな天気ですかねぇ?」
女将さん「霧が凄いんですよ.小雨がずっと降ってますねぇ」
俺「今日の次の便,飛びますかねぇ…?」
女将さん「飛ばないですねぇ多分」

この女将さんの一言で八丈島に行く気を完全に失った我々は,
「次どうするか」を羽田空港にて模索することに…

選択肢は,大きく分けて3つ…

  • 適当に鎌倉あたりを散策してお茶を濁して仙台に帰る
  • いや,やっぱり諦めずに明日の八丈島行きの便を信じる
  • すぐ仙台に帰る

選択肢を順に検討して行くと,
「適当に鎌倉あたりを散策してお茶を濁して仙台に帰る」が最初は
比較的有力ではあったのですが, 鎌倉なんぞモロに「ザ・名所」
「ザ・受動的」と言わんばかりの観光スポットであるため,
それではこの旅行の趣旨には合わん…と,
そもそもテンションも上がっていなかったわりには
かすかに残っていた最後のこだわりによって, 結局却下されることに…

しかしながら, 明日の八丈島行きの便を待つ気力もなく,
もういっそこの旅行自体なかったコトにして仙台に帰るくらいで良いんじゃないか
という空気が濃厚になりはじめたそのときに友人はおもむろにMacbookを広げ
「八丈島, 船で行けんじゃないの?」と検索を始めたのです.

奇跡の展開

が, 事前に調べていたとおり, 八丈島までの定期船は
「片道10時間」という長時間に渡るもので,
仮に八丈島に到着したとしても, 予定していた旅程では
ほんのわずかな滞在しか出来ない…!!
という理由で, 結局この案もお流れだろうなぁ…
…と,Googleの検索画面を眺める我々の目に飛び込んできたのは…

izu

友人「おい!!! ここ行けんじゃないのか!?!?」
俺「いやでもこのスケジュールで離島いくのは…」
友人「東京から最速30分って書いてるぞ!!!!」
俺「じゃあとりあえず,宿とか移動とか調べてみるか」

船でも1時間45分

よくよく調べてみると, この「伊豆大島」は,
東京から非常に簡単にアクセスでき, 観光名所として人気のある離島で,
飛行機でも35分, 高速船で行っても1時間45分で到着できるらしいのです.

※ちなみに「人気のある観光スポットの離島」という時点で「観光名所なんていらないんだ!!」という趣旨から外れていますが,もはやそんな贅沢を言っている場合ではありません.

しかし,飛行機は調布飛行場からのみの出発ということでやや遠い…
が, スケジュールをいざ調べてみると,高速船の最終便でギリギリ間に合うことが判明!!
(ちなみに,船の出発まであと2時間...!! 羽田空港→竹芝桟橋→乗船をクリアするためには一刻も早い決断と行動が必要!! これぞまさに能動的な旅!!)

そして宿

が, 宿がなければそもそも滞在も出来ない
ということで, 飛び込みで宿が確保できるかどうかを調査開始.

ここまできたら,選んでいる時間もない!!!
ということで,リーズナブルそうな宿をネットでランダムに選んで早速電話!!

オーナー「はいもしもしゲストハウスKOIZUMIです〜」
俺「すいません,急なんですが今日から2人泊まれますか?」
オーナー「大丈夫ですよ〜」
俺「ほんとですか!? ちなみに一番安いお部屋はおいくらですか?」
オーナー「えーと, 4000円で〜…」
俺(ふむふむ)
オーナー「3000円引きなので1000円ですね」
俺「!?!?」

よくよくお話を聞くと, 伊豆大島では, 宿泊客を増やすために
東京都が宿泊代金の割引をやっているというのです.
で,それを使えば1泊につき3000円割引になるので,
4000円が1000円に割引になると…!?

すべてが繋がった

このあまりにも出来過ぎた展開こそが,我々のポテンシャルなのではないか!?
と, 2人が同時に確信をした瞬間,
我々はついに賽を投げたかの如く,
何も言わずに羽田空港から竹芝桟橋へと向かったのである….

【まだ出発してないけど次号へ続く!!】