昨日,とある居酒屋で友人と食事をしていたら,こんなことがありました.

(♪音楽が流れている)
ん?
これはセカオワの新曲か?

こんなときに役に立つのは,ShazamというiPhoneアプリ.
流れている音楽をiPhoneに聴かせると,波形を照合して曲名を教えてくれるという
これまた素晴らしいアプリなのですが,これを使って,「セカオワの新曲と思われる楽曲」の
タイトルを調べてみました. どう考えても深瀬くんの声だし,セカオワっぽい曲調だし,
でも,セカオワの動きは一応チェックしてるけど,この曲全然しらないぞ…?? とか,いろいろ考えながら.

そうすると出てきたのが…

「40mP」...??

「40mP」…??

え? セカオワじゃないのかこれ??

あまりにも,童話風のハートウォーミングでちょっとホロリとくる,セカオワ感.
そして,いい感じにオートチューンの効いたFukaseボイス.
これ,セカオワじゃないとしたら,二番煎じにも程があるやん…

と,考えつつその場は終わったのですが,どうも耳に残るいい曲だったので,
「誰も知らないハッピーエンド」で,ちょっと検索をしてみたのです.

衝撃の結末

で,驚いたんです. セカオワじゃなかったけど,セカオワだったから!!
そう, 「誰も知らないハッピーエンド」は, VOCALOID Fukaseの曲だった!!

なるほどなぁ…そういうことだったのかぁ…
40mPというアーティスト名も,「40meterP」というボカロP名だったのです.

もともと, 本家Fukaseボイスにはオートチューン(ケロケロボイス)が多用されるので,
「誰も知らないハッピーエンド」も, ボカロが歌っているとは思わなかったのです.
本家セカオワの楽曲と完全に間違えてしまうほどの完成度...これは凄い…

VOCALOID Fukaseのいろいろな楽曲

VOCALOID Fukaseを使っているボカロPの方って,今急激に増えているようで,
それに伴って素晴らしい楽曲群が,たくさんたくさん存在していることを知りました.
ちょっといくつか, ご紹介をしてみたいと思います.

どれもこれも,驚くほどクオリティが高い.
何より,どのボカロPもセカオワに対するリスペクトが強く強く伝わってきて,
でも,本家セカオワの単なる模倣ではなくて, 本家とは全く違うエッセンスもそこにはある.
VOCALOID Fukaseの登場からまだそんなに日は経っていないけど,
こんなに凄いことになっているとは,思っていなかった.

VOCALOID Fukase

VOCALOID Fukaseは,誰でも入手できるボカロです.

YAMAHA ヤマハ VOCALOID4 スターターパック フカセ StarterPack Fukase (FUKASESTJP) 【国内正規品】

なんと, VOCALOID Fukaseの楽曲を集めたコンピレーション・アルバムも発売されている.
なるほど,居酒屋で流れていたのはこういうことだったのね…

VOCALOID Fukase ~THE GREATEST HITS~ 【初回限定盤】

セカオワサウンドとボカロの親和性が
「めちゃくちゃ高い」ことに気付いた人のすごさ

まぁ,確かに言われてみれば気づくことなんだけど,
本家セカオワのサウンドのFukaseボイスは,オートチューン(ケロケロボイス)多用なんですよね.
(つまり,本家の時点ですでに,ボカロとかなり近い要素がFukaseボイスにはあった)
で, そこから,Fukaseボイスをボカロにしても,違和感が無い(親和性がきわめて高い)んじゃないか!?
って気付いた人が凄かったんだと思う.

実際にVOCALOID Fukaseの楽曲を聴いていると,
ボカロとしてのケロケロボイスも, まるで後ろでDJ LOVEが掛けているかのような気分になる.
これは,すごいアイデアだし,実際に形になった様々な作品が世に出てきているのも凄い.

「オープンソース化」されたアーティスト!?

この「VOCALOID Fukase」使いのアーティストが「まるでセカオワ」な楽曲を
生み出し始めているという現実は, 何だか凄いことに感じる.
というのも, これはコンピュータの世界で言うところの「オープンソース化」だと思うから.

オープンソースとは、人間が理解しやすいプログラミング言語で書かれたコンピュータプログラムであるソースコードを広く一般に公開し、誰でも自由に扱ってよいとする考え方。また、そのような考えに基づいて公開されたソフトウェアのこと。
(中略)
オープンソースとして公開されたソフトウェアは、その全体をインターネットなどを通じて簡単に入手できるよう公開され、誰でも無償で自由に使用、複製、改変、再配布、自ら開発したプログラムへの組み込みなどを行なうことができる。[e-words オープンソース【open source】]

つまるところ,オープンソースとは,
「コレ使って好きなように好きなもの作ってくれよ!!」 と,既存の枠組みを群衆に託すこと.
これのいいところって何かっていうと, たくさんの人々が勝手に付加価値を生み出し始めるから,
すごい勢いでコンテンツが育ち,生まれ続けるっていうことなんです.

で, VOCALOID Fukaseの楽曲を聞いて思ったことは,
セカオワはオープンソース化されたのだな..!!
ということ. 「アーティストがオープンソースに出来る」.
このことに気付いた人は,音楽にイノベーションを起こしたことになると思う.

世界中の人たちが「セカオワの新曲」(厳密に言うと少し違うけど)を作り続ける時代.
なんだか, これは凄すぎると言わざるを得ないよね.
テクノロジーが可能にした,アーティストの新しい「あり方」なのかも.
まったく, セカオワはやっぱり既存の常識や枠組みを,
気持ちが良いくらいにどんどんぶっ壊してくれるから,大好きなんだよ.

VOCALOID Fukaseのさらなる活躍,そしてセカオワのさらなる大活躍を
心の底から応援しています.

あれ…?? そういえば,もう一人「オープンソース化」されたアーティストが…??

そういえば…?? 「ボカロ」によってオープンソース化されたアーティスト…??
もう1人いたような…?? 気がするんだけど…??

  Σ(゚Д゚)

YAMAHA ヤマハ VOCALOID4 Library Sachiko(SACHIKOJP)

あっ 小林幸子wwwwwww
(個人的にだけど,この人,事務所絡みのゴタゴタから復帰してこの路線にきたけど,
 絶対こっちのほうがめっちゃ面白いと思う…笑)