マンキュー経済学を趣味で読んでいますが,非常に面白く,それでいてためになります.
自分の備忘録のためと,ブログ更新のネタのため(笑)と,
皆さんに活用してもらえたらいいなということで,ブログに備忘録をまとめることにしました.
(教科書の重要な内容を簡潔にピックアップしてまとめ,見返したときに思い出せるようにしてあります)

個人の意思決定の4原理

個人の意思決定は以下の4原理によってなされる.

第一原理「人々はトレードオフに直面している」

我々が何かを手に入れるためには,必ず何かを失わなければならない.
(Aを手に入れるにはBを失わなければならない)
このようなとき,AとBはトレードオフ(trade off)の関係にあるという.

第二原理 あるものの費用は,それを得るために放棄したものの価値である(機会費用).

我々は,あるものを手に入れるための費用を,
「それを手に入れるために失った機会」によって計らなければならない.

ex) 「映画を見る」ことに要する費用 = 映画を見る時間で労働をした場合に得られた賃金

このように「失った機会」によって計る費用を機会費用(opportunity cost)という.

第三原理 合理的な人々は,限界原理に基いて考える.

行動計画に「微調整」を加えたとき,便益と費用が発生する.
このような「微調整」を限界的な変化(marginal change),
限界的な変化によりもたらされる便益,費用をそれぞれ限界的な便益,限界的な費用と呼ぶ.

ex) 砂漠地帯で1日ぶりにコップ1杯の水を消費するときは,限界的な便益がとても大きい.
しかし,水を1L飲んだあとにコップ1杯の水を消費するときは,限界的な便益が小さくなる.
この「コップ1杯の追加」にかかる費用と便益を考えることで,人々は消費行動を選択する.

第四原理 人々は様々なインセンティブ(誘引)に反応する.

インセンティブ(誘引 / incentive)とは,何かを引き起こす要因,または,外部からの刺激のこと.我々は,インセンティブに反応して行動を変化させる.

ex) 事故死を減らすため,シートベルト着用を義務付ける「シートベルト法」を制定.
→ 交通事故死の確率(リスク)が減る → 人々は安全運転をしなくなる → 事故が起こる確率が増える
→ 結果として,事故死は減るどころか,やや増となった.
(この場合は,人々が「安全運転をしなくなる」インセンティブが,シートベルト法だったということになる)

マンキュー入門経済学 (第2版)

マンキュー経済学 I ミクロ編(第3版)