前回までのまとめ.
- 「授業についていく」のは基本的には不可能.
- 人間は自発的に学ばない限り,知識を吸収できない.
- 興味のあることは,本を読んで自発的に学ぶべし.
- 興味がないことは,友人と協力して,試験に向けて最低限の勉強で対処すべし.
見出し
勉強計画
これは人によってかなり意見が分かれるのかなー
と思っているのですが,テストに向けて勉強計画を詳細に作るのも
僕はほとんど意味がないと思っています.
そもそも僕は「計画を立てる」ということにほとんど意味を感じません.
その理由はだいたい以下のとおり.
- 基本的に守れない.
(だいたい予定変更とかあるし,明日以降のことなんか基本的に予想できない)- 計画立てる暇があったら勉強をすればいい.
中学校とかだと,テスト2週間前くらいに学校から「テスト勉強計画表」を渡されるということが結構多いようです.高校以降ではそういうのが減るみたいですが,中学校時代にやっていたからという理由で自分で計画表を作ったり,塾で結局作らされていたりすることも多いです.
「テスト勉強計画表」とは
- 毎日の勉強科目と,勉強時間の詳細な計画
- 目標点数
- その日ごとに反省点,やったこと,勉強時間を記録
を記録して,提出しなければならないっていうやつです.
これ,僕は本当に時間と労力の無駄だと思うんですが,次のような感じじゃダメかな?
- 勉強計画
→ その日にやるべきことをやれるだけやる.- 目標点数
→ 全部100点.- その日ごとに反省点,やったこと,勉強時間を記録
→ 意味が無いので記録しない.
早い話が,未来のことなんて数日後ですら何がどうなるかも予測できないのに,
そんなことの為に時間を使うことは基本的に無駄だと思うんです.
日本人ってどうも,計画立てるのが好きというか,立てたがりというか,
なんだろ,立てて満足できるから,立てたくなるのかな?
そういう意味のないことに時間を使って,
テスト勉強の時間削るのは,僕はすごく非効率なことだと思うし,
それを学校教育で,学校側や塾が,「きちんとマネジメントしてますよアピール」で
毎度毎度やらせるのって,果たしてどーなのかな.
まあ,これについては,あくまで僕の意見なので,異論反論あるかもだけど.
ざっくり頭のなかで「超短期計画」を一瞬で立てられる能力.
つまり「フレキシブルさ」のほうが,100倍重要だと思う.
じゃあ,僕はどうやって勉強を進めるかというと...
まず,当然ながら先ほど言ったような「計画表」みたいなものは作りません.
どうするかというと,
- 朝起きたときに,1日の中でどのくらい,いつ空き時間があるかをだいたい計算する.
- その時間には必ず勉強をする.勉強の内容は,「やらなければならないことを,やれるだけやる」.それだけ.
で,これが出来る人はこれをやればいい.
出来ない学生に対しては,学校の先生や民間教育業の先生がこれができるように
しっかりとマネジメントをして行けば良いと思うんですよね.
学校の先生は多忙なので,そういうときに個別教室の先生とかが
うまいこと導いてあげるべきなのではないかと.
勉強時間を最大化する方法は,「長期計画を立てること」ではない.
結局,効率化できることは効率化する.
省ける無駄は省く.そしてそれによって出来た時間を勉強に充てる.
こういう簡単なことなんだと思う.
ざっくり1日単位の超短期計画を立てながら,全力集中で出来ることをやっていく.
勉強は時間ではなくて集中力だ!とか言いながら,
計画表とかで詳細に勉強時間を決めさせて,
その計画表に書いてある内容だけで,その子が勉強したのかどうかを
安易に判断して,評価する.言ってることとやってることが完全に矛盾している.
今回のまとめ
- 計画をたてることにはほとんど意味が無い.
- 計画を立てている暇があったら勉強をすればいい.
- 大事なのは,フレキシブルに「超短期計画」を立てられる力.
- 今できることを全力で,やれるだけやる.大事なことはそれだけ.
やるべきことは,
「いまやるべきことを,やれるだけ全力でやる」
ということしかないと思います.
ということで,明日につづく.
合同会社Haikara City CEO / 高専入試と高専のための学習塾ナレッジスター創業者 / スキルアップAI 講師 /高専映像塾ナレッジスター CEO / 社会人研修講師(数学/プログラミング/人工知能)